Vol.4
CYCLAS 「カシミア ダブルフェースコート」の話 

Nov 15 , 2016

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「シークレットクロゼット」の人気アイテムとして、毎年少しずつ形を変えて発売されてきた「カシミア ダブルフェース」のコート。オリジナルブランド「CYCLAS」となってからも、さらに進化を続けています。
今回は、そんな「CYCLAS」の「カシミア ダブルフェースコート」へのこだわりを、ブランドディレクター小野瀬慶子との一問一答でご紹介。まとうだけで心躍る美しさの秘密が解明されます

Q 1
今シーズンのカシミアコートに採用したカラーを教えてください?

A ネイビー、キャメル、ナッツの3色展開です。今シーズンの「CYCLAS」は、赤みのあるコックリとした色、オフホワイト〜ベージュ〜キャメル〜ブラウンまでのグラデーションを展開していますが、そんなカラーストーリーの軸となるような位置づけの色として、この3色を決定しました。


Q 2
微妙な色味を実現するためにこだわったことは?

A 上質なカシミアならではの、内側から滲み出るような上品でコックリとした色を実現するために、何度もテストを繰り返し、多くの工程を経て最終決定にいたりますが、少しのニュアンスの違いも妥協せずに修正を繰り返し、まさに辿りついたのが、この3色です。
「キャメル」は今シーズンのキーカラー。繊細な赤みのバランスで成り立つこっくりとふくよかな、そして洗練されたクール感も併せもつ理想的な「キャメル」に仕上がりました。
「ネイビー」は、あくまでも深く、でも黒に近づかずにネイビーの色味がしっかりと感じられること、にこだわっています。
店頭展開の時期によって、よりすっきりネイビーや青みの深いネイビーへと季節感に合うように色を調整しているとことも、こだわりのひとつです。


Q3
 同じ「カシミア ダブルフェース」という素材で、どんな形のコートがありますか?
それぞれの特徴は?

A チェスターとフーテッド、フルレングスのラップコートの3型を展開しています。
チェスターとフーテッドコートは、定番として継続展開していますが、そのシーズンのコーディネートや気分、合わせるボトムにあった着丈、そで丈などを計算し、毎シーズン進化し続けています。
たとえばチェスターコートは、今年らしくやや肩を落としたドロップショルダーにしています。それに伴い、襟の開きや袖付けのバランスなどを独自の視点で工夫いたしました。
フーテッドコートは、全体にゆったりとリラックス感のあるシルエット。カジュアルでいてラグジュアリーな雰囲気ももちあわせたアイテムに仕上がりました。


Q4 今年を代表する「カシミア ダブルフェース」のコートは?

A 今年を代表するコートといえば、フルレングスのラップコートです。贅沢に生地を使い、ゆったりと羽織るように着ていただけるよう、ボタンなどのディテールを極力省き、唯一そでに縦にミンクモチーフを施しました。
ミンクのアクセントがありながら、甘さは抑え、モダンな印象。極上の素材の贅沢なコートなのに、さりげなくばさっと羽織って、さっそうと街を闊歩するようなイメージ。遊び心があり、現代を自由に生きる女性に着ていただきたいですね。


Q5 どのコート「ふんわり羽織る」デザインが際立っていたようですが?

A どのコートも、上質なカシミア素材を思う存分使っています。贅沢に生地をまとうことは、洋服の原点だと思います。
「ふんわりと羽織る」ことで得られる、包まれるような安心感や美しく揺れることへの憧憬...といった女性が本質的に求め、喜びを感じるものなのではないでしょうか? また、わかりやすい表面的なデザインではなく、身体に対するゆとりや空気をまとう...といったデザインは、実際に着てみて初めてわかるシルエットの微差や細かい箇所への気遣いが重要。
これが、「CYCLAS」らしいデザインのアプローチであり、これ見よがしでない、現代的な感覚の新しいラグジュアリーといえると思います。